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2026年7月10日KiAI代表 大場

顧客フィードバックから学んだ、シード期スタートアップが磨き続けるべき「コア価値」の所在

KiAI Business Update

 

株式会社KiAIが提供する、中小企業の海外展開を支援するAIプラットフォーム「Trst(トラスト)」。Beta版のローンチ以降、私たちはプロダクトが提供すべき「本質的な価値」がどこにあるのか、顧客との対話を通じて絶え間ない仮説検証を続けています。今回は、直近の顧客フィードバックから得た、事業の不確実性を減少させるための重要な学びについて共有いたします。

 

💡 「手段の提供」か、「結果の追求」か

プロダクトのフェーズが進むにつれ、私たちは「初期のリサーチが一通り落ち着いた後、顧客が本当にエンゲージし続ける機能は何か」という問いに直面しました。一時は、AIによる市場動向のモニタリングや定期的なレポーティングといった、情報のインテリジェンス機能へとコアをシフトしていくべきではないか、という仮説を立てて検証を行いました。

しかし、実際の顧客から返ってきた本音は、極めてシンプルかつ本質的なものでした。顧客が求めているのは、綺麗に整理された「情報レポート」という手段ではなく、「最小限のリソースで海外展開できる」という具体的な結果そのものでした。情報提供はあくまでオマケであり、本質的な欲求は一歩もブレていなかったのです。

 

🎯 既存のコアを「研ぎ澄ます」という決断

この学びを経て、私たちはプロダクトの方向性を大きく確信へと変えました。進むべき道は、コア機能を分析やモニタリングへとシフトさせることではなく、現在のコアである「世界中のニッチなターゲットをAIが自律的に発掘し、機会を捉えて自動でアプローチを仕掛け、接点獲得までをエンドツーエンドで駆動する仕組み」を徹底的に磨き上げることです。

例えば、市場のイベントや動向の変化といったデータは、顧客へのレポートとして見せるためではなく、AIが「今、この瞬間に、この企業へ、最適な切り口でアプローチすべき強力なトリガー」として裏側で機能させるべきだと気づきました。顧客に余計な実務の手間をかけさせず、黒子として成果を生み出す基盤こそが、Trstの目指すべき姿です。

 

🚀 次の検証とKiAIのこれから

シード期のスタートアップにとって、最大の不確実性は「誰も欲しがらないものを作ってしまうリスク(PMFリスク)」にあります。今回、顧客とのシリアスな対話によって、私たちは作るべきではないもの(Not to do)を明確に排除し、リソースを集中すべき本質(North Star)を再定義することができました。

本日からも、開発チームと一体となり、この自動化基盤の打率を上げるためのアップデートに集中投資していきます。私たちはこれからも、伝統的な中小企業が抱えるDX literacyの壁を乗り越え、世界市場への挑戦を最も手軽に、そして確実に実現するインフラを目指して全速力で前進してまいります。

 

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